物理ニキの部屋

物理学生によるメモブログ

院試の攻略法

①信頼できる教科書をそろえる

まずは勉強のお供となる教科書を見つけよう。これは早いうちにやったほうがいい。経験上、過去問のほとんどが良質な参考書の例題などから出ている。教科書は今後の勉強の軸となるので自分が嫌いにならないようなものを選べばいいが、個人の好みを無視して「この教科書は良質!」というのがいくつかあるので教科ごとにリストアップして後日紹介しよう。自分セレクトとはいえ、だれもがお勧めしているものなので結構信憑性はあると思う。

 

②教科書や問題集をやり通すのは危険

教科書はあくまで辞書的な使い方をすることをお勧めしよう。なぜなら端から端まで読んで理解を試み、例題をすべて解いていたら一冊終えるのに膨大な時間を費やしてしまう。学校の授業である程度全体像は把握しているだろうから、まずは授業の復習をしてそのあと問題集をやるか、過去問をやってみるといい。

ここで問題集についても注意だが、問題集も端から端までやることは時間がかかりすぎるのであまりお勧めしない。問題集は必ずしも院試に受かるためのものではないように私は感じた。院試で絶対出ないようなところもあるし、逆によく出るところは内容が不十分だったりする。そういった理由で授業の復習を終えたら志望校の過去問をやることをお勧めしよう。

 

③過去問をやろう

授業の復習をして、授業での演習や定期テストの復習を終えたら私の場合は志望校の過去問に取り掛かった。というのも、院試の雰囲気は実戦でしか感じることができないからだ。考え方としては、「過去問が解ける力をつけてから過去問を解く」ではなく「最初はできなくていいからやりながら身につける」というイメージ。時間があるならまずは志望校よりも少しレベルの低い大学の過去問をやるのもありだが、いきなり志望校のものをやってもいいと思う。

 

④根気よく

いきなり過去問をやって満足のいくほど解けたら多分受かるだろう。3割も解けないくらいに思っておいたほうが気が楽だ。できなくて当然。

がんばって問題を考えたら、解答作成をしよう。ここでのリサーチ力が院試合格のカギとなる。ここで買ってある参考書や問題集の該当する分野を読んでみる。問題解決のヒントが隠されていることが多い。それに加えて、自分はweb検索やYouTubeに頼りまくった。とくにYouTubeはかなり充実しているので大変お世話になった。院試勉強の半分以上はパソコンに向き合っていたといってもいいくらい情報収集には時間をかけたし時間をかけるべきだと思う。大学での学問は難しい上に院試の過去問の解答は公開されていないので大学受験の勉強法とは全く異なる。いかに問題に関連する情報を見つけるか、そしてそれを応用するかが大切だ。